お問い合わせフォームに届くのは、仕事の相談だけではありません。サービスの売り込みや、一斉送信の案内、迷惑メール。その中から必要な連絡を見つけて確認するのも、日々の小さな仕事です。
IE3では、この仕分けを手伝うAIを、自社サイトのお問い合わせフォームに組み込みました。見た目はいつものフォームですが、送信された後に、少し変わったことが起きています。
届いた文章を読んで、仕分ける
使っているのは、文章の文脈を読み取る生成AI、LLMです。
届いた内容を読み、「仕事のご相談」「営業のご案内」「迷惑メール」に分類します。特定の単語が入っているかだけでなく、何を伝えようとしている文章なのかをもとに判断する仕組みです。
担当者への通知には、判定結果とその理由を添えます。確認の手がかりを先に用意しておくことで、必要な相談に目を向けやすくしました。
もちろん、AIの判断がいつも正しいとは限りません。営業や迷惑メールと判定した内容も、担当者に届くようにしています。
せっかくなので、こちらからも提案してみる
仕分けるだけなら、迷惑メール対策のひとつです。今回は、そこからもう一歩進めました。
営業の連絡に対して、AIが相手の文章を読み、IE3からの提案を返信します。
どんな事業をしているのか。何を売り込もうとしているのか。その内容を踏まえて、Web制作や業務の自動化など、IE3がお手伝いできそうなことを伝えます。返信の本文も、相手の言語に合わせて作ります。
営業メールに、営業で返す。少し遊び心のある仕組みですが、狙いはあります。
「AIを使うと、こんなことができます」と説明する代わりに、実際に届く返信そのものを、ひとつの制作事例にすることです。
任せるところと、人が見るところ
こうした仕組みは、気の利いた文章が返ってくるだけでは、仕事には使えません。
本物の相談を、AIが営業メールだと判断してしまうこともあります。そのため、問い合わせの内容を人が確認できることや、AIの判定に失敗しても通常の受付を続けることを大切にしています。
返信も、自動送信だけでなく、担当者が下書きを確認してから送る運用に切り替えられます。
どこまで任せるかは、会社や業務によって違います。その違いに合わせて、日々の仕事の中で使える形に整えるところまでが、AIを組み込む仕事だと考えています。
「こういうこともできる」を、身近な仕事から
AIの活用は、大きなシステムを新しく作ることから始めなくてもいいと思っています。
毎日届く文章を仕分ける。内容に合わせて返信の下書きを作る。必要な情報を添えて、担当者へ届ける。いつものWebサイトや業務の一部分にも、AIを役立てられる場面はあります。
今回のお問い合わせフォームは、その小さな実例です。
IE3では、Webサイトの制作に加えて、その先にある受付や確認、返信といった仕事の流れも一緒に考えます。
「この作業、毎回同じことをしている気がする」 「ここまで自動でできたら助かる」
そんな身近な手間から、ぜひご相談ください。まず動く形を作り、使いながら整えていく。IE3の「make it first」を、あなたの仕事でも。
